きみにいいひ

主に読んだ本の備忘録。今日が君にとって良い日になりますように。

ダリの繭

ダリの繭

  

ダリの繭 (角川文庫) [ 有栖川有栖 ]

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感想(3件)

 

有栖川有栖先生の一冊目に選んだ本。

 

白井智之さんのデビュー作、『人間の顔は食べづらい』を

道尾秀介さんと一緒に絶賛したという有栖川先生の作品を読んでみたいなと前から思ってて、シリーズものの始まりっぽいこの作品からにしました。

 

どんな作風の先生なのかな、、とちょっとドキドキしながら手にしたのですが

ごく普通の…と言ったら語弊があるかもしれませんが、王道のミステリーでした。

 

道尾秀介さんや白井智之さんのように

ちょっとキツイ描写もあるのかなと思っていたら、別段そんなことはなかったです。

 

主人公は有栖川先生なのだけど、視点がどんどん変わっていって、自分でたくさんの視点から、あれ…?という部分を探し出すのは楽しかったです。

まるで主人公の作家有栖川先生になった感じ。

この感じは、白ゆき姫殺人事件と似てました。

 

実際、作品の中の有栖川先生は探偵の火村先生にくっついて、先頭に立って推理していく感じじゃなかったし。

 

次は『海のある奈良に死す』、か…

ん…?奈良って海無かったよね?

ちょっと気になってきました。

 

 

「火村英生」シリーズ【5冊 合本版】 『ダリの繭』『海のある奈良に死す』『朱色の研究』『暗い宿』『怪しい店』【電子書籍】[ 有栖川 有栖 ]

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